タイ人の冷たさと温かさ。。

家づくり
家づくり

2月13日(火)

朝、昨日壊れたタンクとコンクリート管は、とりあえず隅に寄せました。

タイの田舎の水事情から、チャイさんは少し急いで「コンクリート管を使った仮のタンク台」を作りました。

が、「2~3か月はもつだろう」と予想していたものが、思いのほか早く壊れてしまいました…。😓

タイの田舎の水事情とは、「飲料水に雨水を使っている」ということです。

(今では水を買っている人も多いそうですが)

雨季の間に大きな瓶に水をためておくのですが、この家には瓶がないため、チャイさんの飲料水(私の飲料水は市販の水です😂)はチャイさんの実家からもらってきていました。

チャイさんの実家の瓶

でも、今年は「次の雨季までもたないかも」という心配が出てきたので、チャイさんは急いで仮タンク台を設置して飲料水を確保しようとしたのでした…。

チャイさんは、次はちゃんとした台を作るために柱用の穴を掘り、

底にコンクリートを流しました。

その後、コンクリート柱と鉄パイプを注文すると、しばらくして建築材屋さんが商品を届けてくれました。

コンクリート柱は重くてチャイさん一人で裏山まで運ぶのは難しいため、配送してくれた従業員二人に、

「上まで一緒に運んでほしい」

と頼んだところ、

「無理。他の人に頼んで。」

と、あっさり断られたそうです。🙄

「えっ?配送って、普通、届けてくれた時に『どこに置きますか?』って聞いてくれない?」

と私が言うとチャイさんは、

「それは『日本の普通』で、タイ人はやりたくない仕事はやらないし、給料以上の仕事はやらない(いい仕事をして給料を上げてもらおうという発想もない)のが普通だから仕方がない」

と言いました。

確かに、私が試しに柱の軽い方を持とうとしても、重くてびくともしませんでした…。

でも、男の人が3人だし、チップも払うって言って頼んでいるのに。🥲

と言うかそれ以前に、目の前に困っている人がいるのに、

「やりたくないからやらない」

ってあっさり断るのが「有り」なんだ…⁈😅😭

仕方がないのでチャイさんは、時間はかかっても滑車で上まで上げることにしました。

チェーンを引く作業くらいなら私でもできるので、私も少し手伝っていると、「何の音?」と言う感じでお向かいの親戚の叔父さんがやって来ました。

叔父さんは痩せていて、怪我の後遺症で片足があまり良くありませんが、私たちの作業を普通に手伝ってくれました。🥹

4本中の2本を運んだところで、チャイさんに用事が入ったので中断し、叔父さんも家に帰っていきました。

用事の後、再びチャイさんは作業の続きを、私はジョーの散歩をしました。🐶

私が散歩から帰ると、裏山に二人の人影が見えます。

叔父さんとはシルエットが違うので誰だろうと思っていると、叔父さんの息子さんのコイ君(チャイさんの従弟)でした。

昨日タンクが倒れたときにも様子を見に来てくれた人で、ちょうど今帰省中です。

日中は出かけていましたが夕方帰って来たところへ、滑車の音を聞いて「何の音?」と様子を見に来て(叔父さんと同じ)、そのまま手伝ってくれたそうです。

叔父さんもコイ君も優しい!!

叔父さんとコイ君のお株は爆上がりです。😊

どこの国にも優しい人はいるもんです。🥹🥹

仕事が関係していると先ほどの建築屋さんのように冷たく感じることのあるタイ人ですが、日常で何か困っていることがあると何のためらいもなくささっと助けに来てくれることがよくあるのも事実で、いまだに”タイ人”というものが読めない私です。😅

 

夜、ニワトリ小屋を閉めに行ったチャイさんが戻ってくると、手には見たことのない鳥が…。

「キツツキ?」

という私の問いに、チャイさんは

「キツツキじゃないと思う。」、「頭の毛が立つよ」

と言って、鳥の頭を触って毛を立たせていました。

ニワトリ小屋の周りに張ってあるネットに引っかかっていたそうです。

珍しかったので写真だけ撮って、その後、逃がしてあげました。

(この後、アイからの情報で、この鳥の名前が『ヤツガシラ』だということが分かりました。)

 

本日のジョー

朝、ジョーの姿が見えないので辺りを見回すと、裏山にジョーのシッポが見えました。

「もしや、チャイさんのお手伝いに?!」

と、半分期待しながら私も裏山に上ると、

そこには上からの景色をのんびりと堪能しているジョーの姿が…。

「ですよねぇ…(笑)。」

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